くるりが仕掛ける、ピースフルなハウスミュージック。

くるり

赤い電車

2,500 yen 12inch/Rock,POP,House/JPN
Disc:4 jacket:4 sound:4.5   ※レコードの状態につき、5段階評価を行っています。5が最高、1が最低です。
盤キズ殆ど無し、ジャケット目立つキズなし、音も問題ありません。

京都が誇るロックバンド、くるり。京浜急行電鉄のCMソングにもなった2005年作の本作は、一言で表現するならハウス的、というよりハウスそのものな仕上がりとなっています。強すぎない4つ打ちのリズムに乗って軽やかな打ち込みが始まり、そこに岸田繁のぶっきらぼうな、でも優しさも感じさせるヴォーカルが加わります。むしろダンス・ミュージックとして機能するこの曲は、インストも秀逸。私は個人的に岸田繁の声が大好きなのですが、DJツールとして利用するのであれば、インストを利用するかもしれません。ピッチを多少変えても、そもそもの曲の構成が素晴らしいのでしょう、違和感なく流すことができるはずです。
また、Remix陣も豪華です。A面ではチャーベことCubismo Graficoが、そしてB面ではShin-Skiがリミックスを手掛けています。Cubismo Grafico MixはBPMも上げ、完全にクラブ仕様。ピークタイム向きではないかもしれませんが、ちょっとした繋ぎに使いやすいのではないでしょうか。ピークタイム用の曲はわりと探しやすかったりしますが、意外とつなぐための曲は見つからなかったりするものです。
ところで、岸田繁といえば、電車好きで有名。過去に放送されたタモリ倶楽部では、タモリ氏と共に熱い電車談義を繰り広げていました。本作は、京急からの依頼があったことからスタートした1曲です。CMでも流れていましたね。

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