ロックの匂い漂う、ドライ・フレンチ・テクノ。

Thomas Bangalter

Spinal Scratch

3,000 yen 12inch/Techno/French
Disc:4 jacket:3.5 sound:4   ※レコードの状態につき、5段階評価を行っています。5が最高、1が最低です。
盤キズ細かいのありますが音には影響なし、ジャケット下部ダメージあり

Wlorld's End Recordを始めたいま、できるだけ店頭に置いておきたいと思うレーベルが、ここでご紹介するRouléというレーベルです。
このRouléというレーベルはThomas Bangalterが主宰して1995年に立ち上げたレーベルであり、無駄を削ぎ落としたドライなフレンチテクノの良作を数多く世に送り出しているレーベルです。ちなみにThomas BangalterはあのDaft Punkの片割れです、っていうのは蛇足ですね。
さて、肝心の音の方はといえば、やはりこのレーベルの主宰者らしく、ストイックでドライな2曲が収録されています。ダフトパンク的には「Homework」あたりの音と表現するのが一番しっくりくる気がします。ダフトパンクも有名作である「One More Time」あたりを発表した頃はBPMも遅くなって、ロマンチックな要素を多く滲ませてたりしますが、1stの「Homework」の頃は、こんな感じでとてもストイックだったんですよね。彼らは元々ロックバンド出身で、そこからエレクトロに目覚めていったという経緯があります。なので、やはり初期の曲はBPMも速く、ガツガツ激しいビートが目立ってたんだろうなという気がします。ちなみにダフトパンク(愚かなパンク)という名は、そのロックバンド時代の批評が由来しているそうです。って再び話が逸れました。
「Spinal Scratch」(試聴は本作)「Spinal Beats」の2曲を収録。いずれもロック寄り、そして相当のドライ・フレンチ・テクノです。BPM130くらいなので、少しピッチ遅めるか、あるいはLCD辺りのディスコパンクとの相性が抜群です。



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