雰囲気で押すミニマル。それができる数少ないアーティスト。 | |||
Ricardo Villalobos |
Seive |
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2,000 yen | 12inch/Techno,Minimal/GER | ||
Disc:4.5 jacket:- sound:4.5 ※レコードの状態につき、5段階評価を行っています。5が最高、1が最低です。 | |||
盤キズ殆ど無し、ジャケット無地の黒ジャケットです。 | |||
ミニマル好きにはもはやおなじみ、チリの奇才Ricardo Villalobos。本作はミニマルのコンピレーションであるSilverbird Casino(廃盤)からカットされた12インチです。もともとがコンピ収録作品ということで、裏面にはHenrik SchwarzのJimis 2006を収録。このHenrik Schwarzも「Rej」の世界的ヒット(日本でも流れまくりましたね)で有名なAmeが主宰するレーベル「Innervisions」から作品をリリースするなど要注目のアーティストなのですが、やはりここではリカルドをご紹介させてください。 チリに生まれドイツに育ったリカルド・ヴィラロボスの特徴といえば、ボンゴなどの南米系の楽器を鳴らしつつ、ドイツ産テクノらしい固めのビートの中に言いようのない真夜中の空気を響かせる、というところにあります。収録曲である「Seive」は、いわゆる彼らしい不穏なウワモノは少しだけ鳴りを潜め、代わりに普段あまり使わないスタンダードな太いキックを入れています。だから聴きやすいし、何より使いやすい。ミニマルでありながらハードな雰囲気も持ち合わせているので、他のテクノとの繋ぎもバッチリです。普通なのか?いえいえ、そこは奇才。雰囲気で最初から最後まで押しまくるリカルド印のミニマルテクノは、しっかりとこの曲にも根付いています。 やっぱ中毒になっちゃうんだよなあ、この音は。 |
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